子どもと一緒に山歩きを楽しみたい。子どもに自然体験をさせたい、体力をつけさせたい。「山歩きをはじめてみよう」と思うキッカケは、みなさんにそれぞれあるのではないでしょうか?
そこで次に考えるのが「じゃあ、どこの山に行ったらいいんだろう。。。?」お子さんの年齢や経験、体力によってもかなり異なってきますが、実はガイドブックに載っているようなところは、初めての山歩きには向いていないことが多いです。
そこで先ずは、ご近所の「里山」からが「登ってみる」「山の中を歩いてみる」ということをおすすめします。
《「里山」については、はっきりと定義はされていませんが、集落、人里に隣接した山、人間の影響を受けた生態系が存在する山。深山(みやま)の対義語として使われています。》
今回はそんな里山のひとつ『神戸・高塚山』についてご紹介します。

登山口は3か所
高塚山は186mとこぶりな山ですが、頂上からは世界一の吊り橋と言われている「明石海峡大橋」を見ることができます。手が届きそう!とまではいきませんが、そのスケールの大きさを感じることができますよ。
その高塚山の頂上に行く道は入口が3か所あります。
小束山の住宅地を抜けてのたかつか保育園横と、ジェームス山自動車教習所横、びっくりドンキー横。
今回はその中でもびっくりドンキー横の入口から、ジェームス山教習所横に向けてのルートをご紹介します。

頂上からは明石海峡大橋が一望
びっくりドンキー横の入口の最寄り駅は神戸市営地下鉄・学園都市駅になります。ます学園都市駅を降りて、正面にある神戸市外国語大学の方に向かいます。
その通りをまっすぐ南に歩いていくこと15分ほどで、入口に到着します。入口には大きな看板が出ているので、分かり易くなっていますよ。

そして、山の中へと入っていきますが始めは階段が続き、そのうち山道となって、あっと言う間に頂上に到着です。
頂上にはテーブルとベンチもあるので、休憩するにもピッタリです。

また、高塚竜神社という社があり、地元の方もよくお参りに来られています。
高塚山古墳群に森のステージ
また、尾根や山腹にかけて「高塚山古墳群跡」という15基の円墳があります。そして、そのうちの9基が発掘され、須恵器やガラス玉などが出土されたそうです。
石室の1基は西神中央にある「神戸市埋蔵センター」移設されているそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。

また、高塚山では「高塚山を愛する会」の方たちによって、毎月、保全活動やイベントも行われています。
(以前、筆者も「高塚山を愛する会」の方たちにご協力を頂き、クイズラリーや木登りといった親子の体験イベントを開催させて頂いたこともありました。)
こちらの「森のステージ」でも、地元の中高学校の吹奏楽部による「森のコンサート」も行われています。
森の中で聞く音楽もとても気持ちがいいものですよ。

帰りは道は?
帰りはもと来た道を戻って、ブランチ神戸学園都市でお買い物&休憩というプランもなかなか楽しいですが、今回は自動車学校横に下りてくる道を通ります。
竜宮神社の右手の道をまっすぐしばらく進んでいくと、こじんまりとした展望スペースが出てきますので、そこの階段を下りて道なりに歩いていくと、約10分ほどで出口に到着です。

この道は、まだまだ小さいですが桜の木もあります。また、秋は栗やドングリ拾いも楽しめますよ。
お子さんと一緒に足を止めて、観察したりお話したり、山をまるっと楽しんでみてください。

また、神戸市営地下鉄・学園都市駅(もしくは総合運動公園)から「太山寺」へのハイキングコースもおすすめです。特に桜の咲くころや秋の紅葉の頃は見応えありです。
美味しいコーヒー屋さん「太山寺珈琲焙煎」、太山寺温泉内には産地直売所、お食事処もありますよ。
さいごに
小さいお子さんと一緒の山歩きデビューとしては、おすすめな「神戸・高塚山」
もちろん、もうちょっと大きいお子さんでも、四季折々の自然に触れ楽しむことのできる山です。


また、山歩きは体力だけでなく、想像力や創造力をも育むのでは?と思います。(山で拾った枝や木を使っての、カブトムシを作り)
我が家では松ぼっくりでリースやツリーを作ったりします。それも「山歩き」の楽しみのひとつとなっていますよ。
次は、高塚山の頂上から東方向によく見える「高取山」のハイキングコースをご紹介しています。
高取神社から見える神戸の街も素敵です。

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