先日、「有馬温泉から六甲山最高峰へ」という記事を上げたところ、「2時間半~3時間だと子どもが歩けるか心配」との声を頂いたので、もう少し距離の短いコースをご紹介させて頂きます。
神戸市内では「摩耶山」と須磨浦公園のある「旗振山」
少し西の方へ行って姫路市にある「書写山」の3選です。
片道をロープウェイやケーブルカーを利用して、楽しい登山を経験すると、子どもたちの「登山」に対するイメージもアップ!登山が好きななるかも?!
摩耶山(702m)・掬星台へ

今回は帰りにケーブルカーとロープウェイを使います。
歩行時間はおよそ2時間です。
この時は王子公園(王子動物園隣)の駐車場に車を停めてのスタートです。電車なら王子公園駅が便利です。
住宅地を通り抜け海星女学院、松陰高校の横を上がり、青谷道登山口まで約35分。
コンクリートの坂を上がると神戸の市街地と海が見えてきます。神戸では珍しい茶畑の横を通り抜け、山からの湧き水を利用した水場をすぎると行者堂に着きます。

更に少し急な森の中を抜けていくと、上野道と出合い旧摩耶天上寺(史跡公園)へ。ここからも良い景色を見ることができます。

その手前には「摩耶大杉」があります。枯れてしまっていますが、幹の太さが約8m。屋久島にある仏陀杉と紀元杉も約8mなので、同じ迫力をここ摩耶でも味わうことができます。

はじめて登ったのは、確か3歳になる前ぐらいでした。
さらに30分ほど歩くと摩耶山頂に到着です。山頂には掬星台と言われるビューテラスがあります。ここから見える夜景は日本三大夜景の一つに選ばれています。
cafe720
そして、ロープウェイ乗り場の上にはお洒落なカフェレストラン「cafe702」も寄ってみたいところ。人気のカレーやケーキの他にオリジナルグッズの販売、図書コーナーなどもあります。
さて帰りはお待ちかね?!ロープウェイとケーブルカーで下山します。


星の駅から虹の駅までロープウェイで5分
ケーブルカーに乗り換えに徒歩2分
摩耶ケーブル駅へ5分
到着!!
2時間かけて登ってきた道を、約15分でびゅーんと降りると不思議な感じですね。
【料金】ロープウェイ+ケーブルカー 大人 片道900円 小人 片道450円 ※大人は12歳以上、小人は6歳以上12歳未満 【定休日】火曜日 (火曜日が祝日と重なるときは翌平日が定休日・7/20~8/31は無休)
旗振山(252m)・須磨浦公園


今回も帰りにロープウェイを使います。
歩行時間はおよそ45分です。
旗振山山頂からは、須磨海岸や明石海峡大橋を望むことができます。

詳しいルートについてはこちらで書いています ↓↓
★こちらのコースは日陰ではない場所があるので、暑い時期には小さいお子さんと一緒にはあまりおすすめではありません。

乗車時間はおおよそ3分
白いゴンドラが「うみひこ」、赤いゴンドラが「やまひこ」と呼ばれているよ。
さて、どっちのロープウェイかな?!
【料金】大人(中学生以上)片道500円 小人(小学生)片道250円 【定休日】火曜日 (火曜日が祝日と重なるときは翌平日が定休日・7/20~8/31は無休) 須磨浦公園HP http://sumaura-yuen.jp/
姫路・書写山(371m)・ 圓教寺・摩尼殿

今回も帰りにロープウェイを使います。
歩行時間はロープウェイの山上駅までおよそ45分です。
圓教寺をぐるっと周ると更に60分ほどになります。
駐車場は書写山の麓、ロープウェイ乗り場に無料駐車場あります。紅葉で人気のスポットなので、その時期は駐車場待ちがあることもあります。早めの時間がおすすめです。
山頂へにはいくつかのルートがありますが、歩き易い道が「東坂参道」になります。この東坂参道は明るい岩尾根道になっています。
登山口までは、所々に看板が出ているので分かり易くなっています。住宅地を通り抜け登山口まで約12分。
始めは緩やかな山道が続き、しばらくすると岩場が出てきます。こちらも暑い時期はちょっとしんどいかもしれませんね。
更にしばらく歩くと「紫雲堂跡 展望広場」があります。ベンチがあるので、小休止にはピッタリです。ここからの景色も、書写山ビューポイントのひとつに。
約45分かけて、山上駅に到着!顔出しパネルもありましたよ♪

「西の比叡山」圓教寺
「西の比叡山」と呼ばれている圓教寺
摩尼殿 三つの堂
映画のロケ地となった圓教寺や摩尼殿にはさらに片道30分ほど歩きます。その際に入山料500円が必要です。(中高生以下は無料)
体力や時間がある方はぜひ圓教寺にも足を運んでみてください。 摩尼殿では舞台造りの美しさ、映画のロケにもよく使われている三つの堂では、かつては修行道場ならではの厳かな空気を感じることが出来ます。

ロープウェイの乗車時間はおおよそ4分です。
【料金】 大人 片道600円 小人 片道300円 【始発時間】年間を通して8:30~ 書写山ロープウェイHP https://www.mt-shosha.info/
書写山・圓教寺について詳しい記事を作成しました。
まとめ
今回はロープウェイ、ケーブルカーを片道使い、楽しめる登山(ハイキングコース)を3スポットご紹介させて頂きました。
3スポットとも下山に乗り物を使うコースになっています。これは、自力で山へ登る方が「達成感」を味わうことができる、そして、(何度か言っているかもしれませんが(笑))、頑張って登ったからこそ見ることができる景色があるんじゃないかと思っています。
ぜひ親子で山歩きを楽しんでみてください~♪