『スノーボードの魅力について②』スタイルを追求することが上達への近道!

山・ゆき山

前回に引き続きスノーボードの魅力についてまとめました。

前回の記事はこちら

今回は更に、実際にスノーボードを始めてみたんだけど、イマイチその楽しさが分からない。。。何となく行かなくなってきた。。。という人に向けて、「もしかしたら?」ということをまとめています。

もちろん「これから初めてみたい!」という人にも、知っているとよりスノーボードを楽しめる内容となっています。

森ことり
森ことり

20代の頃は冬はスキー場に住み込み。夏は室内パークで練習。ショップ勤務の経験もある筆者がスノーボードの魅力についてお伝えします(★現在は神戸在住のアラフィフ主婦です)

スノーボードをやめたい?

スノーボードにどっぷハマってしまった筆者ですが、実は「やってみたけど続かなかったスポーツ」もあります。その一つは「ボルタリング」でした。

以前から「やってみたいな」とは思っていたところ、ちょうどボルタリングブームになり、近所にもあちこちボルタリングジムができました。

その頃、子どもたちも小さかったので、短時間でカラダを動かすことが出来て、子どもたちと一緒に楽しめるかも。ということで一年ほどやってみましたが、今はやっていません。。。

結局、筆者の場合は自然の中で思いっきり「爽快感」を味わうことのできるスノーボードの方が向いていたようです。

それで、なんとなくボルタリングはやらなくなりました。

とは言え、こんな筆者でも始めはスノーボードも上手く滑れず、「やめたい」と思うこともありました。

スノーボードをやっている人のなかで、「直ぐにハマった!」という人は結構多くいますが、筆者はどちらかと言うとそうでもなく。。。(しかも、運動神経もとびきり良い訳でもなく、カラダも固く、しかもビビりなので)

始めの頃は上手く滑れない。怖い。痛い。という感じでした。

それでも、続けたのは初心者に関わらず「道具を揃えてしまった」「周りに上手な人がたくさんいた」ことだったと思います。

当時は、スノーボードが流行し始める少し前のことだったので、みんながみんなスノーボードをやっている訳でもなく、本気でスノーボートをやってる人を探すには、意外に簡単だったんですよね。

まずはスノーボードについて知ること?

実はスノーボードを始めた頃、知らなかったことが沢山ありました。その一つにスノーボードと言っても、いろいろな種類、スタイルがあるということです。

スノーボードには、ハード(固い)ブーツと専用のビンディングを使用する「アルペンスタイル」と、ソフトブーツと専用のビンディングを使う「フリースタイル」があります。

アルペンスタイルではハードブーツと専用のビンディング、ボード(板)もフリースタイルのボードに比べて、ウエストが細く先端が角ばっているボードを使用します。

また、エッジが長いので、雪にエッジが食い込みカービンがしやくなっています。スキーのようにスピードやカービングを楽しみたい方にはアルペンスタイルがおすすめです

一方、フリースタイルはソフトブーツと専用のビンディング、そして、アルペンボードに比べ太めのウエスト、前後が対象に近いボードを使用します。

スノーボードを初めてする方の多くは、このフリースタイルからになります。また、レンタルショップでのレンタルは、このフリースタイルのボード、ビンディング、ブーツが大半になります。

そして、このフリースタイルですが、楽しみ方にはいろいろあります。

楽しみ方は無限大!

実はスノーボードは楽しみ方が無限大です。と言うのも、ご自身のスキル、雪質(天候)、ゲレンデ(地形)にあった楽しみ方がいろいろできるからです

スノーボードはゲレンデをただ滑るだけじゃないんだよね。(ただ滑っているのも気持ちいいけど。)

初めは、木の葉落とし→苦手だったターンが出来るようになった→コケずに上から下まで下りれるようになった。

グーフィー(レギュラースタンスの逆)で滑れるようになった→グラトリに挑戦→オーリー(ジャンプ)が出来るようになった→キッカーに挑戦

雪が降った日には、パウダーランに挑戦。今日は暖かく、雪がべしゃってきたという日には、パークのアイテムに挑戦。

途中で何となく楽しくないと感じる人、またやめてしまう人は、始めの方の段階でとまってしまうように思います。

先ずは、スノーボードで「どんなふうに楽しみたいか」「どんなふうになりたいか」ぼんやりでも考えておいたらいいかもしれません。

カービングやスノーボードの基本を学んで練習して、インストラクターの資格に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。(フリースタイルボードでもインストラクターの資格は可能です。)

そういう筆者も初めの「怖い、痛い」段階をクリアした後は、がむしゃらに練習し、「加重抜重」だの「足裏感覚」といった感覚も身について、自然にターンも出来るようになった時、

あれ?普通にゲレンデを滑っているだけじゃ面白くないやん!

と気が付きます。。。そうなんです。始めの頃はターンが上手にできるようになりたい。そしたら、転ばないように下まで下りよう。次はもっとスピードを出せるように。

そしたら普通に滑っているだけじゃ物足りなってきました。

じゃぁ、キッカーやハーフパイプ、ボックスやレールにも挑戦だ!となりました。

とは言え、若者ならまだしも?!キッカーやハーフパイプなんて恐れ多い。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

(いえいえ、先日81歳でスケートボードパークに毎日通う男性をテレビで見ました。あの方を見ると年齢などは関係ないなって思えますね。)

やっぱり。。。という方には自然の地形を活かして遊ぶ「ナチュラルスタイル」がおすすめです。

ナチュラルスタイルって?

今は兵庫県の山で滑ることの多い筆者ですが、あまり行ったことのないゲレンデに行くこともあります。

そういった場所では、リフトに乗っている時に上手なローカル(地元の人たち)を探し、彼らがどのルートを滑っているか、チェックします。

そういった人たちは必ずと言って良いほど、面白い地形の箇所を知っていて、そこを滑っているんですよね。

ローカルな友達がいなくても、リフトの上から見ていると面白い箇所を知ることができるのです。

ここで面白いというのは、ハーフパイプのような形状になったもの、キッカーのように飛べるポイント、新雪が残っていて浮遊感を楽しめる場所。また、コース内でもプチ・ツリーランを楽しめる場所のことです。

それに、パークやハーフパイプをやってみたい!と思っている人も、自然の地形をマスターすることで各段に上達が早くなります。

ゲレンデにもよりますが、実はナチュラルキッカー、ナチュラルパイプなどがたくさんあります。またパークのように気負わずチャレンジできるところがいいところです。

ぜひ、自分らしいスノーボートを見つけて楽しんでみてください。もちろん、友達や同僚とワイワイ。スノーボートの後の温泉やグルメも楽しいですよね。

まとめ

スノーボードに限りませんが「続ける」ことで、より出来ること、知識、経験はふえ、世界も広がります。そして、楽しみの幅が広がります。

「やりたい」「やってみたい」という自分自身の気持ちを大切にしながら、また少しずつでも前に進むことで世界は広がっていくように思います。

それにスノーボードが「上手」「下手」だけが全てではありません。他の人と比べずに、自分のなかで満足できれば良いように思います。

それに、筆者もスノーボートを通じて、いつしか「自然への畏敬の念」が芽生えてきました。

いつもスノーボードを滑る際には「滑らしてもらっている」という感謝の気持ちを持ちながら滑っています。

それが普段の生活にも少なからず影響しているようにも感じます。

森ことり
森ことり

自分らしいスタイルを見つけていくことで、長くスノーボードを楽しめるかもしれませんね。

また、ゲレンデでもお会い出来たら嬉しいです。

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