神戸の山といえば「六甲山」が有名ですが、そのお隣にある「摩耶山」もとても人気の山です。
摩耶山頂には日本三大夜景と知られる展望台「掬星台」もあり、登山だけでなく観光地としても賑わうスポット。
また、摩耶山山頂に行く途中には、樹齢千年といわれている「摩耶大杉」があります。その幹回りはおおよそ8メートル。大人が3人で手をつなぐぐらいの大きさです。
では今回は、そんな「摩耶山」のハイキングコースについて、お子さんや初心者の方でも楽しめるコースをご紹介します。
王子動物園・王子公園から青谷道を通り摩耶山山頂へ、そして上野道を下っていくコースです。
摩耶山頂の展望台、掬星台から見える神戸の素敵な景色と、樹齢千年の摩耶大杉から、ぜひぜひパワーを感じてみてくださいね。
摩耶山への登山ルート
摩耶山は六甲山と同じく、たくさんの登山ルートがあります。初心者から中上級者までとさまざまです。
今回はそのなかでも、お子さんと一緒や初心者の方も楽しめるコースを選んでみました。が、その方の体力や運動能力にもよりますが、「全く山登りはしたことがない」という方はちょっとしんどいかもしれません。
そんな方はまず、新神戸駅から布引の滝・貯水池へと向かうハイキングコースや、もう少し西方面に行った須磨・長田にある高取山などがおすすめです。

こんにちは森ことりです。
今回はJR王子公園駅から「青谷道」を通り「摩耶山頂」へ、そして「上野道」を下っての約3時間のコースになります。
もし、帰りに「疲れてしまた。歩けない。。。」という方は、ケーブルカーも利用することができますよ。
以前の記事でもご紹介しましたが、小さいお子さんは帰りは自力で登って、達成感を感じつつ、帰りはケーブルカーで下りてくるのも、無理なく楽しいかもしれませんね!
では、まずはJR王子公園駅からのスタートです。
王子公園駅から登山口へ
JR王子公園駅は三宮駅から東へ約4分ほど。王子動物園があるところです。
車の場合は、王子動物園のお隣にある王子公園の大きな駐車場が便利です。
ここから登山口まで約18分。住宅地を抜け北へと登っていきます。

もう少しこの時間を短縮したい、登山口近くまで行きたいという方には、付近にもタイムズも点在しています。(ただ満車のことも多いようです)
さらに北へ坂道を登っていくと松陰中高校があり、突き当り西郷川の摩耶橋を渡ったところに「摩耶山青谷道登山口」という標識があります。
そして、登山口から少し急な山道をのぼると、10〜15分ほどで観光茶園「静香園」があります。
観光茶園「静香園」


生まれも育ちも神戸の筆者ですが、神戸に「茶畑」があるなんて知りませんでした!
「静香園」こだわりのお茶を育てる神戸唯一の茶園
https://www.feel-kobe.jp/column/shizukaen/

「おまんじゅうセット」600円が美味しそうです!
次、行った際にはぜひ食べたい!
茶園をすぎると小川が出てきます。夏場になるとこの小川まで遊びにくる小さいお子さんのファミリーもいるようです。ただ、この時は1月末でした。
1月末ということで、厚着をして臨みましたが、歩くうちに段々と暑くなって、子どもたちも最終的には半袖になっています。
一方、以前に六甲山に山登りに行った際には、3月の中頃でしたが、雪が降っていてとても寒かったです。
この時期、お子さんと一緒の際には「脱ぎ着しやすい服」でさらに「防寒着」をリュックに準備していた方が良さそうですね。

冬の山は寒いですが、空気が澄んでいてとても気持ちがいい。。。
幼稚園や保育園に置かれていた椅子でしょうか? 山道に馴染んでなんだか可愛いです。
さて、山からの湧き水を利用した水場をすぎると、20分ほどで行者堂跡に着きます。

長い階段が続きますが、足元はわりとよくなっています。
さらに、20分ほど歩くと旧山門があり、そこからさらに急な階段が続きます。
上野道分岐点まで10分弱。さらに15分ほどで摩耶山史跡公園に到着です。
そして、摩耶山史跡公園の手前に「摩耶大杉」があります。
パワスポ「摩耶大杉」

こちらの「摩耶大杉」は神戸の名木という冊子によると。。。(父所有)
約200年前に摩耶山一帯で起きた大水害で奇跡的に生き残ったため、その生命力に驚いた人々は、神霊が宿っているに違いないと「大杉大明神」としてあがめた。樹齢千年とも記されています。
残念ながら、昭和51年の旧摩耶天上寺の大火災の後、火を被ったことが原因で徐々に樹勢が衰えて枯死してしまったそうです。
枯れてしまっていますが、なおその存在感を存分に感じることができます。
幹の太さが約8m。屋久島にある仏陀杉と紀元杉も約8mなので、同じ迫力をここ摩耶でも味わうことができるんです。


ここからの見える神戸の景色もいい感じです。また広場になっているので、休憩するにもピッタリです。

男三人たそがれている間に、大好きな焼きいもとカフェオレで休憩。
焼き芋はトースターで(芋の大きさによりますが)約30分。洗った芋をアルミホイルの上にのせて焼くだけ。


登山の時のご馳走だけではなく、仕事の時も持って行って食べてます(笑)
焼き芋の相棒はこちらのトースター
摩耶山史跡公園に巨大倒木を発見!
旧天上寺の親子杉

摩耶山史跡公園の奥(登山道の途中に)、大きな杉の木が倒れていました。
以前、来た時には「こんな倒木はなかったのになぁ」と思って案内板を見ると、平成30年9月の台風21号によって倒れたそうです。
樹齢100年以上のマザーツリーといわれる巨木で、3本に分かれた幹が親子に見えるため「親子杉」。
そんな倒れた親子杉をくぐって先に進みます。摩耶山山頂まではあと少しです。
摩耶山山頂(698.6m)

実は摩耶山山頂(三角点)には特になにもありません。景色が良いというわけでもないので、早々に展望台の「掬星台」へと進みます。
ここから舗装路へ降りる道があるので、15分ほど歩くと到着です。
ビューテラス「掬星台」

山頂には掬星台と言われるビューテラスがあります。ここから見える夜景は日本三大夜景の一つに選ばれています。

もちろん、昼間だって眺めはサイコー!

そして、ロープウェイ乗り場の上にはお洒落なカフェレストラン「cafe702」も寄ってみたいところ。ちなみに702は、摩耶山の標高702mが由来です。

人気のカレーやケーキの他にオリジナルグッズの販売、図書コーナーなどもあります。
帰り道は?


うう。。。しんどい。
歩けないという方にはロープウエィとケーブルカーで下山もできます。
星の駅から虹の駅までロープウェイで5分
ケーブルカーに乗り換えに徒歩2分
摩耶ケーブル駅へ5分

約2時間かけて登ってきた道も、びゅーんと約15分!
【料金】ロープウェイ+ケーブルカー 大人・片道900円 小人・片道450円 (大人は12歳以上、小人は6歳以上12歳未満) 【定休日】火曜日 (火曜日が祝日と重なるときは翌平日が定休日・7/20~8/31は無休)
上野道

ロープウエィやケーブルカーも使わなくても意外に近く感じるのが上野道です。

「ロープウエィに乗りたい」という子どもたちに、あの手この手を使って?説得します(笑)
母の力量が試される瞬間です(笑)
掬星台→(12分)天上寺→(15分)虹の駅→(65分)摩耶山登山口→(20分)阪急王子公園駅
全体的に歩き易くなっていますが、後半凹凸があるところもあります。
下りなのでついつい勢いよくとなりがちですが、丁寧に歩くことがおすすめです。
まとめ
今回はJR王子公園から行く「摩耶山・摩耶大杉」をご紹介させて頂きました。
これから暖かくなってくる季節、お子さんと(お子さんと一緒じゃなくても)山歩き楽しんでみませんか?
樹齢千年の摩耶大杉からも、ぜひパワーをもらってみてください。
焼芋も試してみてください♪

山登りはしんどいこともあるけど、何だか「やったぞー!」と達成感を感じるね。

「神戸で山歩きを楽しみたい」という方にはこちらの本もおすすめです。
女性ならではの視点が「いいポイントついてる~♪」と思わず関心したくなるガイドブックになっています。
おまけ・アラジンのトースター
アラジンのトースターは可愛いだけでなく、機能性も◎です。かなり前に、知り合いの電気屋さんに勧められ「アラジンのグラファイトヒーター(縦型)」を購入。
その時は「グラファイトって?」って思ったんだけど、家に帰って使ってみるとその威力にビックリ!
すぐに暖かくなって、しかもかなり暖かい(ワット数を上げると熱い!)
そんなアラジン。手持ちのトースターが不調になった時、迷いなくアラジンのトースターを購入しました。迷ったのは色ぐらいかな(笑)
カラーは白とグリーンの2色です。