加古郡稲美町から神戸方面に車を走らせていると、175号線の向こうにきれいな三角形をした山が見えます。
地元の人たちからおっこさん、めっこさんと呼ばれている雄岡山(241.2m)、雌岡山(249m)の二つの山です。
今回は、子どもと山登りをはじめてみたい、子どもが小さいから大きな山は不安。散歩がてらに登ってみたい。そんな方が気軽に登れるおすすめな山、おっこさんめっこさんご紹介させて頂きます。
以前にも「山歩きデビューにおすすめ」高塚山ハイキングコースについてまとめています。
高塚山も神戸市西区に位置する186mとこぶりの山です!

おっこさん(雄岡山)のは特に何もありませんが、めっこさん(雌岡山)山頂には神出神社、展望台、梅林もあります。
緩やかな斜面に広がる梅林にはベンチやイスもあって景色もよく、これからの季節、お弁当を持って遊びに行くには良い場所です。
また、おっこさんめっこさん(雄岡山・雌岡山)はパワースポットでも有名です。
【こんなところがパワースポット!】
- 二つのほぼ同じ高さ形の山は、古くから神が鎮座する山として信仰されてきた
- 雌岡山(めっこさん)の山頂には、神様が降臨したことから、その名前がついたとされる「神出神社」がある。
- 神出神社参道の入口には、日本の標準時を決める子午線135度の石碑が建てられている。
では、おっこさんめっこさん(雄岡山・雌岡山)のハイキングコースについてご紹介いたします。
いろいろなコースがあるので、ご自身やお子さんの体力や時間に合わせて選んでみてくださいね。
雄岡山~雌岡山コース
神戸電鉄・緑ヶ丘から駅から雄岡山、そして雌岡山へと歩くコースは約2時間のコースになります。
雌岡山を下山したあとは、神姫バス・老ノ口バス停付近に出てきますので、その後は車道に面した歩道や田舎道を通って、下車した緑ヶ丘駅から二つ目の志染駅に戻ってきます。
神戸電鉄・緑ヶ丘駅(10分)→登山口(15分)→おっこさん(雄岡山山頂)(10分)→大皿池→金棒池(15分)→金棒池登山口(10分)→梅林(15分)→めっこさん(雌岡池山頂)・神出神社→カタクリ畑(15分)→参門・子午線石碑




もう少し走行距離・時間を短くしたいという方、車を停めて歩きたいという方は、今回はおっこさん(雄岡山)をパスするコースがおすすめです♪


金棒池登山口から
金棒池登山口(10分)→梅林(15分)→神出神社・展望台

トイレは神出神社の少し下ったところの駐車場にあるよ♪

金棒池登山口の手前には、15台ほど停車可能な無料駐車場があります。

そこに車を停めて約10分ほど歩くと梅林に到着します。その途中、右手に天王寺牧場があり、遠目ですが牛の姿も姿もみることができます。

梅林は予想以上に広くてびっくりしました。斜面も緩やかなうえ、そこから見える景色もなんとも長閑です。多くはないですがベンチや椅子もありました。
また、梅林を挟んで、道の脇には菜の花も咲いていて、こらからの季節、赤白ピンクに加えて黄色のコントラストが目を楽しませてくれそうです。
梅林から雌岡山(めっこうさん)山頂・神出神社へは15分ほどで到着です。
(道は舗装されているので、ベビーカーでも可能です)
めっこさん(雌岡山)・神出神社


おっこさん(雄岡山)頂上は石の祠だけですが、めっこさん(雌岡山)は神出神社、展望台があります。
展望台からは広く播磨灘、淡路島、明石海峡大橋が見えます。初日の出にはたくさんの人で賑わうそうです。

この時は2月でしたが、神出神社の境内の梅の花が開いて良い香りがしていました。

こちらにはおっこさん、めっこさんの神話が記された看板がありました。明石の名称の起こりも記されています。
子どもの頃、こういった「お話」が大好きだったこと思いだします。

そして、少し下っていくと「カタクリ園」があります。
カタクリはその名の通り、片栗粉が取れる植物として知られ紅紫の花をつけます。
実はカタクリ、樹木が目覚める前の早春に芽を出し葉を出し花を咲かせ、春が深まると葉を落として再びじっと土の中で眠るそうです。
しかも種から花が咲くまで7年も!7年かけてじっくりと球根に栄養をためて、花を咲かせる準備をするんですね。

このブログも花が咲くまで、じっくり耐えなきゃね。。。(汗)
さて、そこから更に山道を下っていくこと約15分、参門に到着します。お隣は神出中学校、その横に日本標準時子午線の石碑があります。


めっこさん(雌岡池山頂)・神出神社→カタクリ畑(15分)→参門・日本標準時子午線石碑



兵庫県楽農生活センターから
神出神社からは「兵庫県楽農生活センター」に行く道もあります。
兵庫県楽農生活センターにも広い無料駐車場がありますので、そちらに停めて登ってこられる方もいらっしゃいます。5分ほどになります。
この兵庫県楽農センター。以前は「かんでかんで」というビュッフェスタイルのレストランがありました。
地元で採れるお野菜を使ったメニューが美味しく、しかもお手頃な価格だったのですが、2021年2月に残念ながら閉店となりました。
現在は、その跡に芦田農園と提携した「FiveCountoryCafe(ファイブカントリーカフェ)」がオープンしています。
そして、前から行きたかった中井農園が手がける焼き芋スタンド「oimo stand」
次回にあわせてご紹介いたします。
「兵庫県楽農生活センター」についてまとめました。
車で行くことも可能

雌岡山山頂上まで車でいくこともできます。参道から5分弱。
神出神社の手前に大きな無料場があります。時々そこで、お野菜などの販売がある「めっこうファーム」が開催されるようです。

ぜひ静かな山道を歩いて登ってみてください。
そして、約100本の梅を楽しんでみてください。
MAP
子どもと山歩きのすすめ
「子どもと山歩きをはじめてみたい」という方に向けてまとめてみました。
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