神戸での山歩き・ハイキングをはじめて、高取山にも行ったし、須磨アルプスの馬の背も歩いた。そうそう再度山も摩耶山も登った。
後は「どこかないかな?」という方におすすめなのが、神戸市北区に位置する「菊水山から鍋蓋山のハイキングコース」です。
全くの初心者の方にはなかなかキツイかもしれませんが、既に神戸の山をいくつか歩いてこられた方なら「登った感」「歩いた感」があって楽しめるコースとなっています。
「子どもは行けそう?」というご質問には、筆者の二人の子どもが、小学6年生と2年生の時に行ってきました。
その頃、我が家は月2回ほどのペースで、いろいろな山歩きを楽しんでいたので、特に「しんどかった」「もう絶対いかん!」ということはありませんでしたが
ただ、はじめて子どもたちと行った時には「菊水山からの下山道がなかなかトリッキーだ」と思いました。
側で見ていてちょっぴり心配にはなりましたが、子どもたちは返って楽しそう。
大きな岩から岩へ下ったり、登ったりする時は大抵「スーパーマリオ」になった気分になっていたようです。

では、今回は神戸電鉄・鈴蘭台駅から菊水山、鍋蓋山のハイキングコースをご紹介させて頂きます。
(実は今回は有馬街道を南に下りたところにある「神戸トルコライス」(最寄り駅・神戸市営地下鉄・大倉山)に行ってみたかったので、その付近に下りてくるルートを設定しました。ですが、正直、下山道も分かりにくくおすすめできません。ということで。。。
少し歩く距離は伸びますが、鍋蓋山からは以前に歩いた大師道を通って、大龍寺へと向かい新神戸駅へ下りてくるコースをご紹介いたします。
では神戸電鉄・鈴蘭台駅からスタートです!
鈴蘭台駅からスタート
神戸電鉄・鈴蘭台駅は神戸市営地下鉄・湊川駅で下車し乗換えます。鈴蘭台駅は湊川駅からは5つ目になります。
以前は菊水山駅がありましたが、2005年、利用者の減少から廃止となりました。
また、菊水山へは手前のひよどり駅から行くこともできますが、今回は歩き易い鈴蘭台駅から向かうことにします。

ちなみに神戸市営地下鉄・湊川駅は三宮から5分ほどになります。
久しぶりに鈴蘭台駅で下りたら、とっても綺麗になっていてビックリしました。

改札を出てすぐにイオンがあるのも便利だね。
暑くなりそうなので飲みのも余分に補充しておこう♪


菊水山登山口へは鈴蘭台駅の南口を下りて、線路沿いを南へと進みます。
4~5分ほど歩くと右手前方に神戸電鉄の車庫が見えてきますので、その手前を左手に登っていきます。そこが登山口入口になります。


菊水山頂へは山道を通っていく道と、途中まで舗装された道路を歩いていく道がありますが、やはり山歩きを楽しみたいので、左手の道へと進んでいきます。
しばらくは川沿いを歩いていきます。すると聞きなれないカエルも鳴き声が聞こえてきました。
六甲山系に生息する「モリアオガエル」でしょうか。姿は見ることができませんでしたが、ウシガエルのような重低音が響くおどろおどろしい鳴き声と違い、心地よい鳴き声に初夏の山を感じます。


少し歩いていくと、先程の右手の車道に出てきます。車道を渡り「山頂方面」の案内板を目印に歩いていくと登山口から10分ほどで公衆トイレと休憩所が出てきます。


公衆トイレの横を右手に進んでいくと、そこから菊水山頂を目指します。さらに10~15分ほどで菊水山頂に到着です。
トイレは菊水山頂、鍋蓋山頂にもありませんにもありませんのでご注意を!
菊水山から天王橋へ

菊水山山頂には菊水山のシンボルといわれる巨大な電波塔と石碑があります。
また展望台から見渡せる景色も最高です。
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気になることと言えば、こちらの山頂はベンチはわりとたくさんあるのですが、日陰の箇所が少ないことです。
これからの季節、熱中症には十分に気をつけくださいね。
さて、小休止したところで鍋蓋山へと向かいます。鍋蓋山へは菊水山を下山し天王橋を渡り、それから鍋蓋山へと登っていきます。
菊水山からの天王橋までの下山はわりと急になっています。
途中、ゴツゴツとした岩場があり、斜度が急な箇所があります。所々にはロープも設置されているので、ロープを持ちながら慎重に進んでくださいね。

30分ほど下り終えたところで、天王吊橋に到着です。ちなみに、吊り橋の下は有馬街道です。
天王吊橋から鍋蓋山へ

天王吊橋を渡り終えると鍋蓋山の登山入口になります。特に分岐するところもないので間違わないかとは思います。


鍋蓋山ははじめの斜面をジグザグに登っていくところが、ちょっとキツめです。

でも、登り終えてあたりから右手には、先程登って菊水山を見ることができ「ああ、登ってきたぁ」と実感できますよ。

菊水山は458.8m。鍋蓋山は486.5m。
少し鍋蓋山の方が高くなっています。

鍋蓋山山頂までは30分ほど。山頂は、以前子どもたちと来た時に比べ随分と綺麗になっていました。

さて、ここから今回、筆者たちは「トルコライス」を食べる為に、七三峠を通って、有馬街道付近に下山しましたが、、、

とにかく、このルートは分かり辛い!

あまりおすすめできないので、「鍋蓋山から大師道を通って、大龍寺、市ケ原、布引の滝、新神戸駅へ」と出るコースをおすすめさせて頂きます。
鍋蓋山から大龍寺までは30分ほど→大龍寺から市ケ原までは60分ほど→市ケ原から布引の滝(雄滝)までは30分ほど→布引の滝(雄滝)から新神戸駅までは10分ほどになります。
ちょっと「しんどいな」という方は大龍寺に寄らず、そのまま市ケ原へ。市ケ原からは布引の滝(御滝)に寄らず、新神戸駅へ。すると歩行距離・時間共に多少短くなります。無理なく山歩きを楽しんでくださいね!
大師道へは案内板を目印に直進し、しばらく歩くと再度山との分岐点に差し掛かります。そこを大龍寺へと進みます。
大龍寺から市ケ原のコースは詳しくこちらに載せています。
市ケ原から新神戸駅についてはこちらにまとめています♪

何だかんだ「新神戸駅が好きなんだね」と言われそうですが、やはり駅チカで便利なうえ、歩き易い道を選ぶと自ずと新神戸駅が多くなるんです。
余力があればさらに三宮に出て、アウトドアショップ巡りや美味しいお土産も買って帰ることもできますしね♪

まとめ
神戸電鉄・鈴蘭台駅から菊水山、鍋蓋山、そして市ケ原、新神戸駅までの山道はわりと日陰も多く、今はまだそんなにも暑さは感じませんでした。
こちらの山々、暑くなる前にもう少し山歩きを楽しめそうですよ♪

40代後半に差し掛かり、暑さ、寒さでかなり体力が奪われている疲労感が半端ないと感じる今日このごろです。
みなさんは体力維持の為に何かしていることや、気を付けていることはありますか?
また教えてくださいね♪

次回はあの人気店、神戸兵庫区荒田町にある「神戸トルコライス」に初参戦です♪
では次回に続きます。最後まで読んで頂きありがとうございます。