気が付けば、ここ4ヶ月ほどで100本以上の「焼き芋」を食べました。
前から「さつまいも」は好きで、よく家でも「焼き芋」を作っては、仕事場に山歩きに持って行ってむしゃむしゃ食べていたのですが、
ブログでもご紹介したことのある神戸湊川の芋屋さん「志のもと」の焼き芋を食べてから、「同じ焼き芋でも何がこんなに違うんだー!」と衝撃を受け、
それから「なぜだろう、なぜだろう?」と毎日、毎日「焼き芋」を食べました(笑) 気がつけば、その数ナント!100本以上にも。
そこで、今さらながらですが「さつまいも&焼き芋」について気がついたことを、今回はまとめたいと思います。
内容については、もしかすると「さつまい好き」「焼き芋好き」の方ならあたり前のことかもしれませんが、
さつまいもが好きな方も、さつまいもがストライクゾーン以外の方も、どうぞ「さつまいもワールド」に良かったらお付き合いください^^
焼き芋の世界を広げてくれた「志のもと」さん♡
気にしていなかった品種だけど。。。

以前から「さつまいも」は好きでしたが、特に品種については気にしていませんでした。
もちろん「鳴門金時」や「紅あずま」「安の芋」などの名前は知ってはいましたが、その違いにさほど注視せず。
それが神戸湊川に本店をもつ人気「焼き芋店・志のもと」で焼き芋を購入して食べた際、同じ焼き芋でもなんでこんなに味が違うんだ?!と驚きました。
もちろん家庭とお店とでは作り方(焼き方)、その設備などは違ってきますが、もしかして「品種」によって美味しい、好きが分かれるんじゃないかなと。
そんな訳で主にスーパーを中心として、いろいろなさつまいもを購入してみました。
特にスーパーで取扱いの多いのが(神戸という土地柄もあると思いますが)、鳴門金時、紅あずまなど。

ちなみに「さつまいもの品種」はかなりの種類あるようです。
主な種類は40~60種類。近年、改良が進み多くの地域で美味しいさつまいもが採れるようになりました。
全国のさつまいもの生産量・消費量についても調べてみました。
- さつまいもの生産量
- 1位 鹿児島県
- 2位 茨木県
- 3位 千葉県
- さつまいもの消費量
- 1位 徳島県
- 2位 鹿児島県
- 3位 長崎県

消費量は西日本が多いだね!
そんな「さつまいも」ですが、主に「ほくほく系」「しっとり系」「ねっとり系」に分類されています。
ほくほく系・しっとり系・ねっとり系って何?
ほくほく系

少し粉質で食感もありほどよい甘さが特徴の「ほくほく系」2000年代までは、さつまいもと言えばこの「ほくほく系」が主流でした。
現在はしっとり系、ねっとり系におされ気味ですが、昔ながらのさつまいもを楽しみたいという方にはおすすめです。
主な品種は「紅あずま」 紅あずまは茨城県や千葉県を中心に東日本で栽培が盛んです。品種の誕生から30年を超えた今でも、安定したおいしさから人気のさつまいもです。
ねっとり系

鹿児島県種子島産の「安納いも」が火付け役となって、2003年頃から爆発的人気となった「ねっとり系」
水分が多く粘り気のある食感とクリーミーな甘さが特徴で、主な品種は「安納いも」「紅はるか」
「安納いも」は戦後にインドネシアから持ち込まれたさつまいもを改良したもので、開発された種子島の安納地域にちなんで名付けられました。
そして、ここ最近人気なのが2007年に誕生した「紅はるか」 収穫後に熟成させることで、安納いもに負けない甘味とねっとり感を楽しむことができます。
また、ちょっと変わり種が気になる方には、綺麗なオレンジ色が特徴の「ハロウィンスイート」もおすすめです。
しっとり系

ほくほく系とねっとり系の中間ぐらいの食感と言われているのが「しっとり系」、上品で滑らかなな口あたりが人気です。
甘味もしっかりとした甘さも感じながら、こちらもほくほく系とねっとり系の中間ぐらいになります。
主な種類は高系14号。1945年に品種登録された歴史のある品種です。そしてこの高系14号から派生したオリジナルブランドが、石川県の「五郎島金時」、徳島県の「鳴門金時」、鹿児島県の「紅さつま」などになります。
また、近年人気を集めているのが、絹のような滑らかな舌ざわりの「シルクスイート」です。
好きなのはねっとり系

いろいろと食べ比べてみた結果、「焼き芋」にするなら筆者は特に「ねっとり系」が好きなことに気が付きました!
直径5センチ未満の少し小振りのさつまいもを、じっくりとオーブントースターで30分~45分ほど加熱。
スイーツに匹敵するほどの甘くて美味しい焼き芋が出来上がります。
蒸し器を使って蒸したり、電子レンジの焼き芋機能を使って調理したこともありましたが、洗ってアルミホイルを敷き、その上に載せて焼くだけの「焼き芋」が気に入っています。
さつまいもを選ぶ際にも「蜜」が漏れて、少し黒くなっているものがやはり甘いですが、時々、蜜がすごくてねっちゃりしているものもあります。
あまり「べちゃ」とした食感が好きではない方は、別の品種のものを選ぶと良いかもしれませんね。

食物繊維たっぷりのさつまいもは便秘解消にも最適です。また美白効果もあるビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンEも多く含みます。
甘いお菓子を止められないという方は、まずは「焼き芋」「ふかし芋」に替えてみることもおすすめです。
これからますます「秋の食べ物」が美味しい季節。あなたにあった「さつまいも」を見つけて、楽しい「さつまいもライフ」過ごしてみてください♪
「あれ?いつの間にか便秘が治っている!」なーんてことも?!^^